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石田式バックロードバスレフに挑戦

その筋では有名な石田さんという方がいます。

表題の石田式バックロードバスレフ(石田式BHBS)の考案者でネット上ではKenbeさんと名乗っておいでだったりします。
その方のブログを読んでいて、これはよさそうだと思う方式だったので作ってみました。

結果、かなりハイクオリティなものができたので紹介したいと思います。

20191113004.jpg

いきなり完成写真
現在の私の木工技術の集大成です。

20191113001.jpg

音道です。

異なる材質の木材を使うとよいような気がしたので、内部と裏面はMDFでそれ以外はラワン合板を使っています。

20191113002.jpg

組み立てるとこんな感じ

20191113003.jpg

突板はマホガニーにしました。

ユニットは、FE103-ENSですがFE108EΣとかでもマッチすると思います。

図面です

20191113005.jpg

板取図

20191113006.jpg

サブロク1枚半で2本作れます。
突板仕上げをしない場合などは、木目を縦につかったほうが美しくなると思います。

最近、音工房Zさんのメルマガでも読んだのですが、ダブルバスレフで音の大半を決めるのは第2ダクトのようです。
それを考えると、「第1キャビとショートホーンで肥大した低音をつくって、第2ダクトで調整する」
という石田式BHBSの考え方は誠に理屈に合っている気がします。

ちなみに、私の部屋では、第1キャビの下面とターミナル部分に吸音材を入れ、ダクトは30mm分(板2枚分)塞いだ状態がちょうどよかったです。
ダクトの板には100均一のフェルトを貼りましたがビジュアルもよくなりました。

しっかり、出てながらバックロードホーンほど奔放でない低音はけっこう気に入りました。
多分、低音部はピークやディップがあると思いますが、聞いた感じでは低音の量感やスピード感が長所として感じられるので短所は目立たなく感じます。
何より、部屋に合わせて調整できるのがよいです。
少し、気になる点としては特定の周波数の打楽器で、ラッパの奥で太鼓をたたいている音に感じる時があります。
まあ、構造をしっているのでそう感じるだけかもしれませんが・・・

石田さん本人が見たら、「なんじゃこれや、全然なってない」と思うような設計かもしれませんが、なかなか、満足のいくものができました。


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No title

初めまして

ご紹介、ありがとうございます。

良い感じの音が出て、幸いです。
低音は、部屋の特性で左右されますので、各部屋で音が変わりますので独自で製作されて、良いところが出ればそれで良いと思います。
今後も、色々なサイズに挑戦してください。

Re: No title

kenbeさん コメントありがとうございます。

発案者からコメントいただけて感激しております。
作成してみて、ローコストであること、作成しやすいこと、作成後の微調整が効くこと
など、今までにないメリットを感じました。

部屋の都合もあり、短期間にいくつもつくることは困難ですが、機会があれば色々なサイズに挑戦してみたいと思います。

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素晴らしい

作りやすそうでデザインやグリル、板取も素晴らしく感動しました。
設計ができないので教えて下さい。
手持ちのFF125Kをバスレフ8リットルで作製しましたが低音がでず失敗でした。製作されたボックスはFF125Kにも適合できるのでしょうか。
考慮点などあれば教えていただけないでしょうか。

Re: 素晴らしい

カッコいいSPを作りたいお爺さん コメントありがとうございます。

FF125Kですか。石田式BHBSは適合ユニットの幅が広いように思うのでいけそうな気がします。
少なくとも、マグネットの奥行きや開口寸法などはチェックしてから作ってみてください。

もう少しサイズアップしたらよりよい結果が出そうな気もするのですが、板が1.5枚ギリギリの経済設計なので、幅などを増やすとなると2枚必要になってしまいます。

部屋によって出音は違うと思うのですが、ダクトで調整すればいい線までいくかと思います。

製作されたら結果をお聞かせいただけたら嬉しいです。

FF125Kで挑戦

ご教示、ありがとうございます。
色々考えてたので返信遅れました。
見た目が気に入ってるので、サイズアップは奥行を少し延ばし体積1.15倍のみの変更で挑戦したいと思います。
1.15倍の理由は振動径比率ですが根拠なし。
ダクトで調整ならエンビパイプか、やっぱり四角がカッコいいので悩むところですが、期待度120%の今が一番楽しい!
早くて3ヶ月先になると思いますが、完成したら報告させて下さい。

Re: FF125Kで挑戦

カッコいいスピーカを作りたい爺さん コメントありがとうございます。

奥行きを増やして空気室容積等を増やすのもよいアイデアだと思います。
もしかすると、空気室間仕切りの板の設置位置を少し下げるだけでも似た効果が得られるかもしれません。

ダクトは、丸のほうが良い音がしそうです、私は四角にしたのはこの形式が初挑戦だったので大きめの開口にして、板を足して塞いで調整するのがよいかと思ったからです。

完成が楽しみですね。
何か不明な点があったらいつでもお尋ねください。

構想確定

ありがとうございます。
肥大した低音を作るということですね。低音が改善しそうな予感。
空気室1.15倍から5Lとし、丸ダクトで他のサイズは同じで進めたいと思います。
板取経済性と他SPユニット交換対応のため。
今、倉庫をDIY してるので片付いたら取り掛かります。
お言葉に甘え、都度、質問させていただきますので、よろしくお願いします。

音道は逆でも良いでしょうか

お尋ねします。
折角のボックスなのでユニット交換を可能にしたいと考えてます。FF125K取付け径が大きいため音道をリヤ側〔左右逆〕にしたらSPバッフル交換用の造作が可能に。
逆にしたら音質に影響があるのでしょうか。
よろしくお願いします。

Re: 音道は逆でも良いでしょうか

カッコいいスピーカを作りたい爺さん コメントありがとうございます。

何をしても音が変わるのがオーディオなので変わると思います。しかし、それが悪いかというと私の設計より音が良くなる可能性もあります。部屋も違いますしね。
石田式BHBSは組み立ててから、空気室の容量変更をしたり、吸音材を入れたり、ダクトの面積を変えたりできるので、そういった調整で好みに近づければよいかと思います。

石田式BHBSを楽しむ

ありがとうございます。
様々な要因、環境で変化する。ましてやSPユニットが違いますね。
空気室やバスレフポートを調整し変化を楽しんでみたいと思います。

Re: 石田式BHBSを楽しむ

カッコいいスピーカを作りたい爺さん コメントありがとうございます。

自作SPは調節も含めて楽しみの一つですよね。オーディオはプラシーボで音が良くなることも大いにあると思っているのですが、そういう意味でもDIYオーディオは楽しいですよねぇ。
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銀四郎お父さん

Author:銀四郎お父さん
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