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テクニクス SL-5を修理(その3)

うまく故障個所が見つかって、完動品になったSL-5ですが、今日はアーム関係のベルトなどのメンテナンスをしました。

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まずは、アームのドライバー部分のカバーを外します。
〇の箇所がツメ、△の箇所がプラスねじ、□の箇所がツメ+ピン止めになっておりました。
素材はオートバイのリアフェンダーなんかでよく見る少し変形する樹脂なので、そう割れはしませんが古い機械なので慎重に外します。
ネジとピンを外して、上のツメから外すとうまく取れました。

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今回は、白い部分のギアのグリスアップ、その左側のベルトの交換、右側のスライドするレールのグリスアップを行います。

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左が交換するもの、千石さんで買った直径25mm太さ1.6mmのものです。
純製品より少し太いですが、こちらのほうがよいというネットの情報もあったのでこれにしてみました。
古いものは少し変形しています。まぁ、丁寧に脱脂してお湯でもかけてやれば復活しそうだけど。

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ギアの部分は綿棒とアルコールで綺麗にします。
こんなものかな?

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使うのはこれ。
AZのプラスチックグリスです。
多分、廃盤商品なので安くなっておりました。シリコン系だと思うので、現行品ならこれが使えそうです。

AZ(エーゼット) シリコーングリース 20g ジャバラ カートリッジ(F0792)

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グリスの使い分けはこんな感じです。

ワコーズのウレアグリス→高負荷なメタル部分(オートバイのステムやサスのベアリングなど)
シマノのデュラグリス→自転車系などのメタル部分(自転車のステムやホイールなど)
AZのプラスチックグリス→プラスチックのギア部分
他にも、サンハヤトの接点グリスやCPU用のシリコングリス、シャーシーグリスなどを使い分けています。

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爪楊枝などを使って塗りました。

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こちらは、デュラグリス
ワコーズのウレアグリスだと少し硬い気がしました。

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最後に、ケース全体を磨いてフィニッシュ

詳しくは書きませんが、カートリッジの接点やRCAの接点も磨きました。

さて、出てくる音は・・・

うーん。よいですねぇ。
ジャンクが直ったときの音は2ランクぐらい良く聞こえるのですが、それを差し引いても、今まで使っていたアカイのリニアトラックプレイヤーとはだいぶ違います。

重心が低いというか、締まりがある豊かな低音が出てきます。
というわけで、こちらをサブのプレイヤーに格上げですね。

買った値段+送料くらいでカートリッジが売れたら、実質、このプレイヤーはタダで手に入ったことになる。

アカイのリニアトラックをどうするか考えなくては・・・


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テクニクス SL-5を修理(その2)

なんとか、実用品になりそうなジャンクのSL-5ですが、今日は外装関係の手入れをしました。

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まずはターンテーブルシートの洗浄とプラッターの磨き
ターンテーブルシートはたわしと中性洗剤で洗い、プラッターはサンドペーパー1500番からのピカールで磨きました。

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ターンテーブルからは茶色い汁が出ましたし、プラッターの艶ももどりました。

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スイッチ類も、少し錆のようなものが浮いていましたので・・・

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歯磨き粉と廃棄予定の歯ブラシで磨くとこのとおり。ピカピカです。
こちらは部品を外して丸洗いしました。

最後は

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センサー類を

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テープで養生して

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蛍光灯の下でスピード調整です。
ほとんど狂ってはおりませんでしたが、クォーツロックでないただのサーボなので、もっと触りやすい場所にボリュームがあるとよいのに・・・
ストロボスコープも付属していないようなので、ユーザーは「さわるな」ということかな?

今夜は調整の出来たこのプレイヤーでレコードを楽しみたいと思います。

次は、トーンアーム駆動ベルトの交換とトーンアーム関係のグリスアップをしたいと思います。


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テクニクス SL-5を修理(その1)

少し前にテクニクスのレコードプレイヤーSL-5をヤフオクで買っておりました。

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電源のみ入ります。動作しません。のジャンクで安かったです。

少し前に、ベルトドライブのリニアトラックプレイヤーを手に入れた俺は、テクニクスのそれがどんなものか見たくなりましたので、「ゴミになってしまうかも」という前提で落札しました。
カートリッジがついていたので、これを売ればプラマイゼロになるくらいの価格です。

「SL-5」オーディオの足跡

オーディオの足跡さんによると、1981年の発売で45000円とのこと。
それなりの高級品だと思います。

買った個体は、それなりに小傷もありますが、年式のわりに綺麗だと思いました。
スイッチを入れてみますが、うんともすんともいいません。内部のつくりは、持っているアカイのリニアトラックと比べてしっかりしたつくりです。重さもそれなりに重くていい感じ。

回転系は苦手だけど、直るかも・・・と思い
海外のハイファイサイトの姉妹サイトのビニールサイトでマニュアルがダウンロードできたので、それに従って、裏蓋をあけます。

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人の手が入っていますね。
コンデンサが妙に新しい。

前のオーナーが動かないのでコンデンサを交換したけど、直らないので投げ出したって感じです。
それなりに上手な人が交換したように思います。直らなくても部品どりできるかな・・・

とりあえず、この基板までは電気は来ていることを確認して、はたと困りました。
俺には、これ以上確認する腕がないのです。

まあ、しょうがないかな・・・
とあきらめて、蓋を閉めたのが2週間くらい前の話。

先週末に、ベッドでサービスマニュアルを見ながら、ふと、
マイクロスイッチはそれなりに確認したけど、蓋の開閉を検知するマイクロスイッチの確認をしていなかった事に気が付きました。

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この、すみっこにあるやつ。

基板側の接点をテスターであたって、蓋を開閉しますが、なんの変化もありません。

おかしいなぁと分解すると

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なんか部品が足らない気がします。
この接点を無理やりオンにして、スイッチを入れ、ボタンを押すと・・・

うれしや!
ターンテーブルが回り始めました。

よく見ると、奥に壊れた部品がありましたので、ピンセットで取り出しました。

想像力を膨らませながら、元の形に組み立てて、グルーガンでくっつけると・・・

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直りました。

偶然、トラブル箇所が見つかっただけでラッキーだけど直ってよかった。
せっかく直ったので、少し手を入れて完動品にしてあげようと思います。
さしあたり
・錆びているプラッターの磨き
・プラスチックパーツの磨き
・トーンアーム制御用のベルト交換とグリスアップ
・スピード調整
くらいをやってみようかと思います。

ふう!直ってよかったけど
こんなにプレイヤーいるのかなぁ?
整理せねば・・・


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ソニー TA-F222ESJを修理(その5)

ソニーのTA-F222ESJですが、ばっちり動作しております。

今日は、動作確認のほか、各部の計測をすることにしました。

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まずは、しばらく運転してから、DC漏れの測定

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片チャンネルは5mVほど、もう片チャンネルは25mVほどありました。
このアンプは、調整ボリュームがないので、こんなものでしょう。わざわざ抵抗で調整するほどではない十分な数値です。

続いて、アイドリング電流

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ここにテストポイントがあります。
接近しているので、ショート事故に注意しながら行います。

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50mVほど電圧があるのでアイドル電流は250mAほどでしょうか?
FETは多めと聞いていますが、少し多い気がします。経験上トランジスタアンプのアイドル電流は25mAも流せば十分だと思います。どおりで、ヒートシンクが冬なのにすぐ熱くなると思いました。

ここはアイドル電流で75mAを目指すことにして、15mVに調整しました。
音を聞いてみても別に悪くなった気はしません。省エネだし、こんなものでしょう。

これで、このアンプも完成です。
当初、楽勝かと思いましたが、後から少しづつトラブルが見つかって楽しむことが出来ました。

音も佇まいも十分なよいアンプだと思います。ソニーの商品は「ソニータイマー」とか言われて壊れやすいことになっているようですが、ウィークポイントが明確なケースも多く修理をする上では向いているのかもしれません。
しばらく楽しんでから、どうするか考えたいと思います。


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ソニー TA-F222ESJを修理(その4)

こつこつと修理しているソニーのTA-F222ESJですが、どうもフォノの異常は直ったようです。よかった。

しかし、動作確認していると、スピーカーBで片側の音が出ないときがあります。
少し、ボリュームを上げると出るので、おそらく、出力リレーの不調でしょう。
やはり、ジャンクのアンプなので、不調な場所は複数あるようです。

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出力リレーはここか・・・
カバーは指で強くつまむとうまく外すことができました。

端子のところにアルコールをスプレーし、指で作動させてエアダスターで乾燥させて聞いてみると・・・
ダメですね。やはり音は出ません。

ボリュームを動かしたり、リレーを歯ブラシでつつくと音が出るので、ここの不良なのは間違いないのだけど・・・

裏側からもハンダ面にアクセスできないので、基板を取り外します。

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コネクターを何か所かはずして、トランスも外すとようやく基盤が外れました。

テスターで導通を確認すると

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悪いほうは2.5Mオームも抵抗がありました。
接点を見ると

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汚いですね。黒い膜が貼っているように見えます。

これを、ピカールで掃除して

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ピカピカになりましたので、アルコールで脱脂して、接点復活材をしみこませた綿棒で仕上げます。

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抵抗値もばっちりです。

もう一つのリレーも掃除して試聴してみると・・・
おお!小さい音でも左右のスピーカーからばっちり音が出ます。

本当はリレーは交換したほうがいいのです。
しかし、1つ1000円くらいするので、趣味で修理をするぶんには分解清掃でよいのではないかと思っています。
まあ、自分用で長く使うつもりのアンプで、新品リレーが手に入ったら、迷わず交換するのですけどね。

これで、修理は完了です。
次回、各部の調整をして、馴致試験をしたら、完成としたいと思います。

このアンプ、ハンダクラック、ショートバーの欠品、リレーの不調と人様のアンプ修理のブログでよく見るトラブルが全部乗せになっておりました。今までの経験がありますので、どれも落ち着いて対処することが出来ましたし、いい経験になりました。


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