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NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5 の分解清掃(その2)

NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5の続きです。

このレンズも脇本善司さんの設計です。
ニッコール千夜一夜物語
詳しい説明はニッコール千夜一夜物語に譲りますが、ごく普通のレトロフォーカスレンズです。

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前玉に凹のメニスカスレンズをつけて、広角化するとともにバックフォーカスを長くしたのですかね?
詳しくはないのですがそんな感じだと思います。
シンプルな構成のレンズの描写ってのは本当に素直で好きです。

光学的には問題はないようなので、前玉のシミをとります。

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カニ目を自作のゴムで回して外すと、すぐに前玉がとれました。

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なんだろうこのシミ?

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アルコールで拭いて、シルボン紙で磨くと綺麗になりました。

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光学系はこれで完成です。
いろんな考え方があると思いますが、個人的には分解する箇所は最小限がいいと思っています。
しかし、逆に、日本製の一眼レフの場合、少々ばらしたくらいではそんなに光学的な調整は狂わないのではと思っています。
もちろん、微調整のスペーサーを入れ忘れたり、レンズを逆に組んだりするのは論外ですが、元通りに組み立てるようにすれば、調整個所のほとんどないレンズは大きく狂うことはないと思います。

引き続き、スカスカのヘリコイド

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ピントリングのネジをはずすとこの状態です。
出来るだけ、ヘリコイドを出して、清掃し、グリスを足しました。
これで、ヘリコイドはトルクの変化もなくヌルヌルになりました。

さて完成

20201130001.jpg

AI連動のツメはプラバンを瞬間接着剤で付けました。全体としてジャンクから並品くらいにはなったと思います。
まぁ、実用にはちょうどいいでしょう。

そに子は

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よく写るのですが小さいですね。
70cmまでしか寄れないので・・・

とりあえず、逆光や夜景などでモノコートと5枚絞りの表現を試してみます。それだけでも、十分元はとれるくらいの値段でした。


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カメラをもって街歩き

今日もカメラをもって街歩きをしてきました。

行ったのは京街道の一部。残念ながら街道筋の雰囲気はあまりなかったです。
それでも、商店街をぶらぶらするのは気持ちよく、お金もかからないし健康にもよさそうです。

持って行ったのは、ズイコー24mmとライカのズマール50mm、あとはいざというとき用にズイコーの15mmと自作のハイペルゴンです。
街歩きは、大体こんな感じの組み合わせでいけそうです。

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ズマール50mm開放
光源を入れると、途端にフレアが発生して軟調になるのが面白いです。

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ズマール。順光だとしゃっきりしますが、独時の赤の表現やなんとなく夢の中の風景のような感じは独特です。

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ズマール。猫は「お前はこんなところで何をしているのだ?ほかにすることはないのか?」と問いかけているようです。

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銀杏も街灯もその上の裸電球もガイシも全部面白かったので主題がよくわからなくなりました。

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ズマール
銀杏を見ると「美味そう」とおもってしまいます。

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色褪せた千羽鶴です。光の当たり方が面白かったです。

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値段はさておき、美味しそうです。
これはズイコー24mmF4

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これもズイコー24mmF4
ズマールと比べると現代的な描写です。

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ズマールF4
収差もフレアもゴーストも全部そんなものだと受け入れたら、逆に凄い武器です。
今のレンズでは絶対に撮れません。

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ズマールF4
もう、銀杏も終わりだと思います。

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なんとなく、シャッターを切ったら、下から銀杏が降ってきて驚きました。
ズマールF4

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この子の仕業です。
ズマールF4

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銀杏のじゅうたんの上で銀杏の空を見上げるとどんな風景が見えるのだろう?
寝ころばずに、同じ景色を見ましたが、たぶん同じものは見えないと思います。
ズマールF4

ちょっと絞ったズマールの描写はくせになります。
それも、その描写のクセは当時の最先端の技術でも消せなかった収差やフレアなので、ソフトで作ったようなクセとは全く違います。

少したとえは違うのですが、オートバイの世界でも、今の時代のパフォーマンスはたいしたことなくても、当時、世界最速を狙ったオートバイにはなんとなく、性能だけではない何かが宿っているのと似ている気がします。

散歩レンズとしては、今日の組み合わせで全く過不足を感じませんでした。これに、気分でズイコー24mmをタクマーの28mmにしたり50mmをニコンにしたり、ズミクロンにしたりで楽しめそうです。
何度も、書いていますが、そろそろ、レンズのリストラもはじめなくてはなりません。でも、どれも修理して使っているものなので愛着があって手放せないのです・・・


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NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5 の分解清掃(その1)

NIKKOR-H Auto 2.8cm F3.5を手に入れました。

俺はニューニッコール28mmF3.5を持っており、レンズの基本設計は同じで、マルチコート、その上30cmまで寄れるので不満はなかったのだけど、つい買ってしまいました。安かったから・・・

まぁ、モノコートと5枚絞りの描写が見たかったってのもあるのだけど。
買ったレンズはレンズにシミあり、ヘリコイドスカスカでとても安かったです。

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これが、レンズのシミね。そのほかにはカビも曇りもないので写りには影響なさそう。

AIではないので、そのままはつきません。
しかし、この28mmF3.5は絞りリングが若干薄いらしく、絞りリングを削らなくてもAIのボディにつくみたい。

カニのつめを削って

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判りにくいけど、カニの爪の根元のシルバーの部分が小さくなっている。

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こんなもんでしょ。
あとは、AI連動する部品をつくってくっつけるだけ。


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長男、英検と数検合格

今日、家に帰ると、長男の英検と数検の結果が返ってきておりました。

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英検は準2級

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数検も準2級です。

うーむ、おそらくですが、数学も英語も抜かれましたね。数学はなんとか問題の意味は判りました。正答出来るかはわからないけど・・・
まだ、中2なのに数学英語に関しては高校生のレベルの力があるということですか・・・
私立の学習スピードすごいな。

これから、知力も体力も衰えていくだろうし、抜かれる一方だと思います。嬉しくもあり寂しくもありってところです。


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秋バラを撮る

少し前に、バラを撮りに行ってきました。

忘れていたのですが、その時の写真を少々。全てマイクロニッコール55mmF3.5です。
モノコートですが、なかなかの発色だと思います。

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黄色いバラF4
少し角度をつけて撮ってみました。

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ほぼ真上からF3.5
開放がいいのか、絞ればいいのか、ピントは薄いのですが、どこに合わせればよいのかよくわかりません。

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こちらは紫のバラF3.5
開放なのに描写も発色も文句ないです。

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赤いバラF3.5
光の当たっている大幅に露出過多にしてピクコンも入れて絵画っぽく表現しました。

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ピンクのバラF3.5
真上から撮って、なんとなくオブジェっぽく・・・

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ボケの感じはどうですかね?F5.6
色々絞りを変えて撮ってみました。

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オレンジのバラF3.5
かっちりと写るレンズなので開放がいい感じです。

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ピンクのバラF4
花の形はよかったのですが、技術の不足で綺麗に撮れません・・・

それなりに、綺麗には撮れたのですが、どうも、「作品」と呼べるほどのものはないですね。
真上から撮ったバラで、なんとなくバラだとは判るのだけど、美しい造形の何か・・・って感じにしたかったのですがなかなかうまくいきません。

レンズの性能は十分であることが判ったので、次の春バラまでに腕を磨きたいと思います。


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矢口高雄先生を偲ぶ

矢口高雄先生が、今月20日に亡くなっていたようです。

ショックです。
俺が、釣り好き、自然好き、絵が好きになったのは、少なからず先生のおかげです。
そういう意味では、少し言い過ぎれば、今の俺がいているのも、先生のおかげです。

生涯を通じて、たぐいまれな画力で、山や川、古き良き日本の生活を描き続けてくれたマンガの数々は、貴重な資料にも匹敵すると思っております。

ざっと探すと、色々ありました。

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「バサー」三平特集、エッセイ「釣りキチ旅日記」「9で割れ」

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釣りキチ三平デラックス版最終話。釣りバカたちのコンビニ本。

まだまだありますが、やはり、釣りキチ三平とおらが村とマタギは外せないですね。
とりあえず、釣りキチ三平は子供にも読ませようと、まだ、全巻おいています。

本当に残念でなりませんが、沢山の人に沢山のものを残された素晴らしい画家だったと思います。

20201125003.jpg

これは、釣りキチ三平で一平じいさんのお葬式のシーン
すばらしい竿師であった一平じいさんをしのんで竿をふりながら追悼しております。

矢口先生の葬儀は近親者のみで行ったそうですが、私も本日は心の中で竿を掲げながら、感謝の追悼をささげたいと思います。


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ニコンの復活を期待します

最近、キャノンのR6を何度も触ったのですが、良く出来ています。

・液晶のネガを感じさせない、しっかりしたファインダー
・本体の剛性感
・今までのEFレンズとの親和性
・AFの速さ正確さ
・優れたデザイン

値段は少し高いのですが、十分メインカメラとして使えるクオリティだと思いました。
これからは完全にフルサイズもミラーレスだなと思わせる1台です。

それに比べると、ニコンは厳しいといわざるを得ません。
会社全体の赤字額も凄そうだし、なんだか、やることがずれている気がします。

なんでも、AIAFレンズとMFレンズは生産中止になるそうで、まぁMFレンズはよく今まで作ってくれていたと感謝の気持ちでいっぱいです。
一方、「Fマウントだからニコンの一眼レフを使う」というユーザー層も一定数いると思われるのですが、ニコンがFマウントから撤退となると、それらのユーザーをつなぎとめておくことはできないと思います。
昔のレンズがたいして使えないのならSONYのαでいいか・・・と思うユーザーが沢山いそうです。

大したアイデアもないですが、素人考えでアイデアを絞り出してみました。
使えないアイデアも沢山あると思いますが・・・

・もう、ミラーレスに集中する
・FマウントのDFみたいなミラーレスを出して、既存のユーザーをつなぎとめる(FM2のようなサイズ感でボディ内モーターあり)
・Zマウントアダプターにモーター内蔵のアダプターを追加。AIAFのレンズもZシリーズでAFで使えるようにする。
・Zシリーズのデザインの根本的な見直し、(別に小型のD850みたいなデザインでいいのではないか?)ニコンのユーザーはコンサバティブです。やるなら、ライカR8のような万人がすごいと思うような優れたデザインを。
・ほどほどの価格で所有欲を満たすようなレンズの導入。ニッコールZ50mmF1.2のようなレンズを出すのもよいが、見習うべきはキャノンのRF85mmF2マクロのようなレンズ。

どこのメーカーにもあてはまるのですが、小さいボディに不格好な大きなレンズってのに、どうも美しさを感じません。
値段も高いし、メーカーの人間は本当にそれでいいと思ってやっているのでしょうか?

カメラの世界は、おそらく、プロとハイアマチュアしかお金をかけなくなると思います。それをしっかりにらんで、なんとか一流カメラメーカーの立ち位置を維持してほしいものです。

さて、最近気に入って使っている、マイクロニッコール55mmF3.5

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開放f値こそ暗いですが、シャープでマクロ撮影もできるしホントに万能のレンズです。
重さもたったの240g
ニコンは、こうしたレンズが潜在的なライバルであることに目をむけたほうがいいです。

現行のニッコールZ50mmF1.8は415gで92,000円ほど・・・
どんな金持ちが買うのだろう?

この、55mmですが、レンズが引っ込んでいるので保護フィルターの必要も感じません。
しかし、カメラをむき出しで持ち歩く場合、レンズをあちこち当ててしまうこともあります。

このレンズのフィルター枠も当てた形跡があり銀の下地が見えています。
フードをつけてもいいのですが、これだけレンズが奥まっているので、さほど必要はないでしょうし、何よりコンパクトさがなくなってしまいます。

そこで、こんなものをつけました。
ついでにレンズの先端もタッチアップしました。

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レンズの入っていないフィルターの枠だけのようなもの。
ドフで、110円のフィルターについて売っていました。

装着すると・・・

20201124002.jpg

ほらカッコイイ。
目立たないレンズのバンパーになりました。
同様な目的には、ジャンクのゴムフードのゴムを外したもの。使えない色のジャンクのフィルターのガラスをとったもの。ステップアップリング。などが使えると思います。

20201124003.jpg

ちゃんとレンズキャップもつきます。

今までFマウントを守ってきたニコンは尊敬しますし、60年前の設計のレンズがこれだけ写ることもびっくりします。
とはいえ、新製品が売れないことにはメーカーとして、やっていけないでしょうねぇ。
なんとか、頑張ってほしいものです。


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紅葉と鳥を撮りにいく

今日は近所の公園に紅葉と鳥を撮りに行ってきました。

写真上手なフレのロッキーパパさんといっしょです。

持って行ったのはD700とニューニッコール28mmF3.5とオートニッコール55mmマイクロ、
300mmF4.5とテレコン。サブシステムとしてNEX-6にズマール50mmF2を持っていきました。

紅葉だけでなく黄葉も綺麗でした。

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これはニューニッコール28mmF5.6
のびのびとしたハイコントラストな描写です。

ズマールだと

20201123012.jpg

こんな感じです。F4くらい。

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マイクロ55mmF8
曇ったタイミングなので軟調です。

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マイクロ55mmF5.6
湿った落ち葉の重い感じがよく表現できました。

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マイクロ55mmF3.5
万能なレンズですが、開放でもボケの形が残ります。

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マイクロ55mmF4
ほぼ開放ですが、こんな描写は大得意です。

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こんなのとかね・・・
マイクロ55mmF4

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ライカもがんばります。
ズマールF4、こんなふうにしゃっきりとも映るし

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こんなふうな軟調な写真も撮れます。
ズマールF2、若干ピクチャーエフェクトも・・・

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Ai300mmF5.6
背景の木があの世の景色のような感じで面白く撮れました。

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Ai300mmF5.6
望遠で撮ってみるのも、独特の雰囲気になります。
自分でカビ取り清掃した激安の300mmですが、なかなかハイコントラストでしゃっきりした画を吐き出します。

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こちらはライカ。ズマールF4.0
赤と緑の補色のコントラストが面白かったです。

さて、鳥。

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300mmに2倍テレコン
F5.6だからF11くらいになるのかな?テレコンは300円で買ったケンコーのMC7です。
マスターレンズが優秀なのもあるけどかなりの性能だと思います。

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鳥は「ヤマガラ」だと思います。少しトリミングしてこれです。
600mmでも小さい鳥はなかなか上手に撮れません。
暗いからピントの山もつかみにくいし、ちょこちょこ良く動くし・・・

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これは何の鳥かなぁ?ヤマガラとは少し色も違いました。

鳥は、高校生の時にカモやサギなどあまり動かない鳥を撮ったことしかありません。あとは北海道にタンチョウを撮りに行きましたが、餌付けされているので誰でも撮れます。

このサイズの鳥を撮ったのは初めてでないかな?
それも、誰かがエサを撒いてくれている状態でこれです。
ピントも甘いし、なんだかぶれていたりします。三脚は使っているのですけどね・・・

たぶんAFの500mm前後の明るいレンズで手振れ補正があるとずいぶん違うと思いますが、持っていないものはしかたないので、持っている機材でなんとかします。

三脚、レンズ合わせて3000円もかかっていません。これで30万円のレンズに勝てるような写真が撮れないものかなぁ・・・
もう少し、条件のいい場所で工夫して撮ってみることにします。
カワセミやメジロなんてのはなじみがあるのでなんとかいいのを撮ってみたいです。

ロッキーパパさんに教えてもらいながら、2時間くらい撮影しましたが、なかなか上手に撮れません。
ロッキーパパさんの機材は最新ではないですが、デジタル化以降のものなので、どれもしゃっきりシャープに写ります。
腕の良さも相まって、どれも「作品」と呼ぶにふさわしい写真でした。

一方、俺の場合はオールドレンズを修理したりして使っているので、癖のあるレンズの表現に助けられることもしばしばでした。
腕の悪さを、レンズに助けられたりしましたね。なかなか面白く、まだまだ、ジャンクレンズ沼からは出ることができなさそうです。
お金もそれほどかからないし・・・

家に帰ると、息子たちは勉強をしておりました。エライナァ・・・

夕食は長男の誕生日パーティーなので外食。

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帰ってからケーキも食べました。

さあ、リフレッシュできたので、明日から仕事をがんばることにします。


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久しぶりにリエット

妻が仕事だったり、次男が自宅で勉強をしたりするので、遊びにはなかなかいけません。

久しぶりに、リエットをつくりました。

材料は、ブタバラ500g、ベーコン少々、白ワイン150cc、タマネギ半分、ニンニク2つ、香草(ローリエとタイム)です。

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ブタバラは塩をして、30分ぐらい置いておきます。

その後フライパンで炒めて

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材料を全部入れて、圧力鍋で2時間煮ます。

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出来上がったものを、脂身と野菜、肉、汁の三種類にわけて、脂身と野菜はバーミックスでブーンとし、肉はほぐし、汁は冷やして脂を分離します。左側2つを混ぜで、脂分を除いた汁で伸ばします。

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出来たのがこちら

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脂分だけを鍋で加熱して、溶けた脂にしたもので蓋をします。

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冷やすとこんな感じ。今日の昼食に早速食べました。

あいかわらず美味いものですねぇ。毎日の朝食に丁度良いです。
大体600gくらいのリエットが1300円くらいですかね?安いのか高いのかはよくわかりませんが、市販品よりは添加物も含まれていないので体にもよさそうです。


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ZUIKO AUTO-ZOOM 75-150mm F4 の分解と清掃(その2)

さて、前玉まわりとズーム群を掃除しても綺麗にならなかったレンズの続きです。

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マウントを下ろします。
ネジは3本、フレアカッターのカバーも外します。

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ゴムでまわしますが、びくともしません。
じろじろ見るとズームリングの中にネジがありこれが怪しそうです。
とりあえず、ここにある6本の連動関係の部品を外します。

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外れました。元に戻るか不安なのですが、まぁ、写真も撮っているし大丈夫でしょう。

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怪しいといっていたのはここ
ズームリングのゴムを外すと内側に4本のネジが見えます。
これを外すと・・・

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後玉群が外れました。
ドライバーは着磁しているのでこういうときに便利です。

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ここが曇っているのう。
ゴムで回すとはずれたので、アルコールとシルボン紙で綺麗にします。

20201121013.jpg

無事ピカピカになりました。

あとは、元通り組み立てておわりなんですが、どうもこの後玉群を止めているネジもピントの微調整に関係しているようです。
おそらく、調整個所は3か所で
・このズームリング下のネジで後玉群を前後
・ピントリングの調整穴が3つあるので、どれかを選択
・前玉の微調整で最終的に無限遠を決定
だと思います。
もしかするとレンズの性能にも関係しているかもしれないので、マーキングしている後半2か所を元の状態に固定して、後玉群の位置を決めました。

最終的には、前玉の調整が最初と10度くらいかわりましたが、まぁこんなものでしょう。
ズームによって若干ピントがかわりますが許容範囲には収まっていると思います。75mmから150mm全ての範囲で無限遠が出るように調整しました。

さて、メンテ前と比較します。

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メンテ前75mm開放

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メンテ後75mm開放

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メンテ前150mm開放

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メンテ後150mm開放
ブドウの木の葉っぱの色がこの数日で変わってはおりますが、フレアが減少しておりすっきりとした描写になっております。

そに子は

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メンテ前75mm開放

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メンテ後75mm開放

20201121004.jpg

メンテ前150mm開放

20201121006.jpg

メンテ後150mm開放

こちらもずいぶん改善されておりますが、それほど鋭い描写ではないです。
特に望遠側の開放はもうひとつですね。
ほぼ最短撮影距離なので厳しいのでしょう。若干手振れもあると思います。

屋外でも写真を撮ったのですが、少し離れた場所で1段しぼるだけで充分な描写になりました。
とはいえ、手振れ補正のないNEXではこれくらいの焦点距離が限界のような気がしてます。


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