今から書く話は、それほど立ち位置が定まっていないために、考えがまとまっていません。
その上、人によっては不快な思いをするかもしれないので、その場合は画面の右上のほうに×のマークがあるので必ず押してください。
ちゃんと注意喚起したので、これで、叩かれることはなくなったかな?
俺は基本的に民主主義を愛していますし、人権も尊重するべきだと思っています。
そのうえで、行き過ぎた民主主義はポピュリズムになると思っていますし、人権もそれをイデオロギーにつなげようとしている様子は見ていて気持ちの良いものではありません。
さて、足立区の区議ですが、そんなに間違ったことを言っているのでしょうか?
今の時代、少し言い過ぎだなと思う部分はあるのですが、丁寧に読むと、「まぁ、そんな意見もあるだろう」としか思わないのです。
曰く
「男女の結婚という『標準的な形』を保護し、法制度に位置づけるというラインを踏み外してはなりません」
ちょっと、言いすぎかな?しかし、現行の法制度はそうなっているし、LGBTを否定はしていないです。
曰く
「あり得ないことだが、日本人が全部L(レズビアン)、G(ゲイ)になったら次の世代は一人も生まれない」
これも、普通の事ですね。同性カップルが子供を得る方法はあると思いますが、「通常の方法で」と補完すればそれほど間違っていませんし。「あり得ないことだが」と断っているので、思考の実験として極端な事を例に出すのは普通だと思います。
たぶん、問題なのはここだけ
「古来から日本では性的少数者の尊厳は尊重しつつも、法や制度等に位置づけないという対応をしてきました。法制度への位置づけは社会混乱への道です」
これは、少し言い過ぎですが、前段は一般論だし、後段は議論の題材としては悪くないです。
何よりも、社会全体の事を考えて、人口減の事とかも考えた問題提起としてみたらいいのではないでしょうか?
これに対して、アンミカさんの「子を育てていない私らは、標準と違うということ・・・」なんて反応は、全体としてすべき議論を個人の問題としてすり替えたずるい反応に見えました。
子どもが極端に少なくなったりしたら、老後の俺の生活はどうなるのかな?それって生存権の問題ではないのだろうか?
子どもを、育てるために、嫌な事をがまんしたり、仕事も制限を受けたり、歯を食いしばって育てています。それも尊重してほしいです。「それ以上の幸せを子どもからもらっているだろう」と言われたら「そうですね」と返すしかないのですが・・・
似たような話で、マイメロディママの話があります。

なんでも、内容がジェンダー的に問題があるらしく商品が発売中止になったらしいです。
うーん。
「女の敵はいつだって女なのよ」なんかが問題らしいです。
正直、うまく理解できないので、一番若い次男に解説を求めました。
ある女の子が狙っている男の子がいて、ライバルはたいがい別の女の子だ
って意味じゃねーの?
とのことです。
俺は難しく考えすぎたのかもしれません。
ライバルが男の子でもいいのでは・・・ってな意味なのかな?
でも、その場合、狙っている男の子の性嗜好によってどちらかが選ばれるので、もはや競争ではなくなりライバルでなくなるのでは?
ある女の子がレズビアンだとして、狙っている女の子もレズビアンなら、ライバルもレズビアンだし、、、ママは正しいのではないかな?
たぶん、マイメロママが「男」とか「女」っていうのが時代的にどうかな。ってのが正解なんだと思います。
この話をしていたテレビで、若い女の子が「マイメロって持っているだけで女子力アップするアイテムなんですよ」みたいなことを言っておりました。
若い女の子の事なので、目くじらをたてるつもりはありませんが、誰もつっこみませんでしたね(笑)
ずいぶん昔に、民主主義や人権に警鐘をならした知識人がいます。

呉智英先生です。
人の上げ足をとり、自分の知識を自慢しながら垂れ流し、あーでもないこーでもないとネチネチやることにかけては日本一だと思います。
誠に、尊敬できる方です。
書いている内容は、私ごときが解説できるものではないですが、
人権イデオロギーの危険性を語り、人権人権といいながら、場面場面で使い分けることのかっこ悪さをあざ笑い。
これは糾弾するのに、こっちはよいのかと例を出して考えさせてくれます。
ちなみに、水着の「ビキニ」の由来はビキニ島の原爆実験です。刺激的で爆発力があるからです。
ジェンダーの観点からも、被爆者感情の視点からもまずいですねぇ。
この本の結びで、「完全民主主義、完全人権思想の「差別のない明るい社会」が地獄のような社会になることは自明」とあります。
むしろ「差別もある明るい社会」を目指すべきとしてあります。
その思想の正当性は判りませんが、完全民主主義、完全人権思想の「差別のない明るい社会」は実現できたけど、人間がいなくなりました。ではなんともなりません。
水清ければ魚住めず。消毒しすぎて人間も住めなくなりました。では、なんともならないと思います。
さて、ここで、はじめて脳性マヒブラザーズの話です。

本物の脳性麻痺の芸人です。
輝けるS-1グランプリ初代チャンピオンです。(障碍者芸人)
オリンピックでも紅白でも、ノーマライゼーションやジェンダーの問題がかなり表現されていましたが、俺が一番心を動かされたのはこのコンビです。
本当に賛否あります。
例えば
障碍をネタにすると、そういう人たち全員を笑いものにしているのと同じ
逆に
障碍のことも含めて腹かかえて笑った
本人たちは
「今までは人の世話になってばかりだったけど、笑いを通じて人の役に立てるとしたら嬉しい」と言っていました。
この言葉にはジーンとしました。
S-1グランプリの時のカンニングの竹山さんのコメントは
「お前ら、どれだけ武器生かしてんだよ」でした。
これは微妙ですね。汚い言葉で逆に世間に媚びているコメントに思いました。
そういったことも含めて、本当に心を動かされ考えさせられました。解散したのが残念です。
それでもやはり、障碍者を見て笑うのは差別だと思います。そして、心から笑えない自分も認めます。
これが、「差別もある明るい世の中」なのでしょうか?
それとも、真のノーマライゼーションを目指して、脳性マヒブラザーズにも、上沼恵美子さんから「滑舌が悪い、噛まないようにもっと練習するべき」などといった厳しいコメントをもらうべきなのでしょうか・・・