俺は、子どもの頃にちゃんと勉強をしていないのですが、それでも勉強は大切だと思っています。
世の中の情報には、信頼性のおけるものとそうでないものがあり、その中でも義務教育の勉強というのは信頼性のおける最たるものだからです。
まぁ、わずかな例外はありますよ。時々の社会や国で少しづつ違うことを教えていたりします。
それでも、高等教育を受けると判りますが、学問が高度になるにつれて、どんどん信頼性の程度は下がっていきます。
理系だと、「証明はできないけどエビデンスはある」なんてものを証明しようとしたり分析するのが学問になったりします。
誰でも、判っている信頼性のおけることは研究対象にはならないからね・・・
先日、次男に「メディアって判るか?また、信頼の出来るメディアはなんだと思うか?」と問うたところ
「インターネット」と答えました。
長男に同じ質問をしたところ
「新聞やニュース番組かなぁ」と答えました。
ここで、旧い学者でマクルーハンという人がいます。
「メディアはメッセージである」ということを言い出しました。
メディアにはホットなメディアとクールなメディアがある。と解説し
ホットなメディア :ラジオ、映画、活字
クールなメディア:テレビ、マンガ、談話
などと整理されています。ここで、よく誤解されるのは、ラジオとテレビを比べるとラジオがよりホットというだけで絶対的な判断ではないです。
マクルーハンは、情報としての精度が高く詳細であるものを「ホット」と定義づけ、情報としての精度は低いものの複数の感覚に働きかけるものを「クール」と定義しています。
英語の表現で「クール」=「カッコイイ」という意味があることから、ある時期マクルーハンの言葉を「クール」=「カッコイイ」という感じで使う人がいましたが、元の意味からは間違いです。
また、マクルーハンの例示は先に書いたように、相対的なもので「テレビ」と「YouTube」を比べるとテレビがホットで、YouTubeがクールになります。
クールなメディアは、情報の信頼性や精度は低くても、訴えかける力は大きいものが多いです。したがって、今まで得た複数の知識を動員して自分の頭で考えないとミスリードさせられてしまいます。
この「今まで得た複数の知識を動員して自分の頭で考える」ことを「教養」と呼びます。
上に書いた屁理屈もマクルーハンの本や解説本を下敷きにした俺の意見なので、話半分に聞いて下さい。
さて、マクルーハンは「メディア」というのを「情報伝達物」ではなく「すべての人工物」というふうにとらえていました。
消しゴムも、ジャンパーも、カメラも「メディア」です。
その、メディアに対して
『メディアの法則』によれば、どんな人工物も4つの局面の組み合わせ(Tetrad of media effects)からなる「メディアの法則」に従うという。
強化(enhances)=その人工物が強化したり、可能にしたり、加速するものは何か?
衰退(obsolesces)=それにより、追いやられ、廃れ、減るものは何か?
回復(retrieves)=かつてあった作用(action)や便宜(service)のうち、回復され、再現されるものは何か?
反転(reverses)=以前の状態が限界まで圧迫されると、もとの性質から反転したりはね返ったりすることがある。それはどのようなものか?
この部分はWikiからのコピペです。

最近使っているカメラです。
左からD700、サイバーショット、NEX-6になります。
カメラというメディアを通じて、切断され、分離され、加速され、衰退されるものがあります。
それらを取捨選択するのも含めての表現だと思っています。
今、写してみたい写真は小さめの弁当箱ミラーレスにオールドレンズで撮るような写真です。そして、プロでもないので、身内以外の人に見せるのはSNSやこのブログくらいです。
カメラのサイズや、レンズの描写なんかが、今の俺には結構大切なポイントで、連写スピードやAF速度はそうではないです。
別のスタイルの写真を撮る人には、画素数や、瞳認識AFなんかが大切なポイントになるはずです。
そんなことを考えながら写真を撮っているのですが、なかなか、腕は上がらないのですよ。
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