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トリオ M-6000を修理(その8)

トリオM-6000の修理記事も、もう、その8です。

今日、息子に「長いこと修理しているな」と言われました。
始めてM-6000の記事を書いたのが12月1日だからもう1ヶ月です。

さて、最終の調整は、少し焼けた跡のある巻き線抵抗の交換と、平滑コンデンサの追加、出力コンデンサの交換です。

巻き線抵抗は

20200105005.jpg

特に左側など少し焼けた跡があります。

20200105006.jpg

これを、同じ2Wの酸化金属抵抗に交換しました。

20200105003.jpg

電圧増幅段の電源を作り出している抵抗も、抵抗値は同じ1KΩで8Wから10Wのセメント抵抗に交換
平滑コンデンサは4000µFのものがついておりましたが、パラで1000µFのものを追加しておきました。

20200105002.jpg

出力コンデンサは1つは3000µF50Vのものが、1つは2000µF75Vのものがついておりました。
別に左右で音が違うわけでもなかったのですが、精神衛生上よくないので、日ケミKMHの3300µF 50Vのものに交換します。
サイズが違いすぎてそのままではつかないので

20200105001.jpg

ユニバーサル基板で土台をつくりました。

20200105004.jpg

こんな感じで取りつきました。

さて、交換後の音ですが、低音が変わるかなと思ったのですが、それほど変わりません。
重低音の連続音の立ち上がり立ち下りのレスポンスが良くなった気もするのですが、平滑コンデンサを追加したことを知っているのでプラシーボがかかっているのかもしれません。
それよりは、中高域の透明感が変わりました。もともと、低音のボリウムは十分だったので、よい方向に変化してくれたと思います。

20200105007.jpg

なんとか、ドライバー段のトランジスタが無事でよかった。
50年前のアンプとは思えない美音です。
電圧増幅段に東芝の銘石2SC1815と最新のTTC004Bを組み合わせ、終段は日立やNECのメタルキャンタイプとなっているので、古き良き日本の半導体の大集合です。

なんとか、完動品にすることができました。文化遺産のようなアンプなのでとても嬉しいです。

さあ、あとはケースだ。


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