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ソニー TA-F222ESJを修理(その3)

修理完了かと思ったソニーのTA-F222ESJですが、レコードが聞けません。

でも、聞けるときもあったり、聞けないときは左右とも音が出ないし、どうしたことだ?
基板を観察すると、やけに焼けている場所があります。

20200310005.jpg

この、抵抗なんですけどね。どうもイコライザーのローカル電源のようです。

20200310009.jpg

回路で言うとこのへん。
メインの電源を3端子レギュレータで15Vくらいに落としているみたい。
抵抗自体が発熱するのか?ハンダクラックができて余計に発熱するのか?

20200310004.jpg

抵抗を触ってみてもグラグラだし、裏面を見ると見事なハンダクラックです。

基板を外さずに、ハンダ修正しましたが、やはり不安定です。
レコードの音が大きくなったり小さくなったりします。
しかたないので、基板を外します。

20200310006.jpg

メインボリュームや、プッシュスイッチの延長棒を外して、慎重にばらします。
接続はコネクターなのでそれなりにやりやすいです。

20200310007.jpg

結構、時間がかかりましたが、基板が取り出せました。
ハンダ部分を見てみると、うまく融着しておりませんでした。ランドが酸化しているようです。

すべてのハンダを吸い取って、カッターナイフでランドと抵抗の足を磨きます。
再ハンダして

20200310008.jpg

綺麗な濡れ色になりました。ハンダのフラックスが汚いので、アルコールで少しだけ洗います。

20200310001.jpg

もうCD時代のアンプですが、フォノにも力を入れております。
デュアルタイプのトランジスタやオーディオグレードのコンデンサが目を引きます。

20200310002.jpg

入力セレクターがグラグラなので、取り外します。
無垢のアルミでしっかりしたつまみです。バブルの頃のアンプは流石だなあ。

20200310003.jpg

世界の一流工具SK11のラチェットで増し締めします。ソケットはアストロのセールで買ったディープソケットですが、こういう作業はディープソケットがないと苦労します。

さて、やるべきことはやった。
息子が勉強しているので、まだ、音は聞けないけど、うまく直っているかな?


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おお!

世界の一流工具に反応してしまいました!
流石S K11
ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ!
 無垢のアルミツマミは素晴らしいですねー!
プラスチックだと割れて来ますからねー

Re: おお!

まぐまぐさん コメントありがとうございます。

プロのクオリティを安い価格で提供してくれるSK11の中でもとりわけこのスイベルラチェットは「世界の一流工具」と呼ぶにふさわしいよい出来だと思います。

この、値段のアンプに無垢のアルミ材のツマミってのは、ホント、今の時代では考えられませんねぇ。
内部を見て改めて、しっかりメンテすれば無限に使えそうなアンプだと思いましたよ。

> 世界の一流工具に反応してしまいました!
> 流石S K11
> ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ!
>  無垢のアルミツマミは素晴らしいですねー!
> プラスチックだと割れて来ますからねー
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