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3日でなんとなく理解の出来るアンプ回路図の読み方と設計手法(その2)

さて、昨日つくったアンプをMCヘッドアンプに使おうかと思います。

しかし、MCヘッドアンプとしては倍率が足りません。MCとMMの出力の違いは10倍くらいあるので、MCヘッドアンプのゲインも10倍くらいほしいところです。

なので、昨日のアンプの回路を改良します。

法則3
「エミッタ接地回路」のゲインはR3/R4になる。
ってのがありますので、R3の抵抗を替えます。

20200721001.jpg

赤字が変更したところとポイントになる電圧です。
昨日作った回路のR3(7KΩ)を倍の14KΩに変更します。これで、ゲインが10倍になるはずです。
電圧を確認すると・・・
右側のトランジスタのラインで、14V、-3,4V、1.4Vです。

あれれ?電圧がマイナスになるところが出てきました。
これでは、回路として成立しません。実際はもっと小さい電流量になってしまうのです。
ゲイン10倍はやはり無理なのか・・・

ここで、法則4
「コンデンサは交流は通すけど直流は通さない」

を使います。「そんなの、当たり前」と言われると思いますが、増幅回路で使うと面白いことが起こります。

20200721002.jpg


どうですか?
上のR3の7Kの抵抗はそのままにして、下の1.4Kの抵抗を2つにしました。
二つ目の抵抗はコンデンサが並列に入っています。

直流の電気は、コンデンサは通さないので、1.4Kのままです。したがって、直流的な電圧は昨日作成した回路のままです。
しかし、交流の電気(音声信号)はコンデンサが通すのでスイーっとアースに流れていきます。
このため、交流的な増幅比率R3/R4は、7K/0.7Kで10倍になるのです。

これで、MCヘッドアンプの完成です。簡単なものでしょう。
定本をお持ちの方は、P52を見てください。似たような図と話が書いています。

大事な法則はほとんど出ました。
今日の「直流と交流が別の動きをする」ってのは結構重要なのですが、難しいので、そんな感じなのかぁと漠然とイメージできれば十分です。

あとは、もう一つ法則を覚えて、基本回路をいくつか覚えるだけです。


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