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レンズを自作(その1)

最近、旧いレンズで写真を撮っていると、ローファイな写真も魅力的だなぁ。と思うようになってきました。

そして、どうもレンズのタイプによって描写が違うのも判ってきました。
テッサー型とかゾナー型とかですね・・・

調べていくうちに、自分でもレンズを作れそうな気がしてきたのです。
そして、色んなレンズの実験をしていくうちに自分の求めるものが何か判ってくるのではないかと・・・
色々理屈をつけるのですが、実験が好きなのです。

前にも書いたことがありますが、自作オーディオは何にも代えがたい自分だけの音なので満足感が違いますし、
釣り道具でも、自分で工夫して作ったもので釣り上げると、一匹の価値が違います。

基本的なレンズはこんなのがあるようです。

まず
■単玉
って奴です。これは単純な凸レンズで虫メガネのようなもののようです。
昔、小西六のパーレットってのを使ったことがあるけど、あれがそうだと思います。

続いて
■ダブレット

doublet.jpg

屈折率の違う凸レンズと凹レンズを組み合わせて色収差をなくしたもののようです。

■トリプレット

Lens_triplet.jpg

前後対照なので色んな収差が抑えられているのでしょう。

■テッサー

20201028006.jpg

鷹の目テッサーです。ゾナーやダブルガウスが出る前の高性能レンズの代表なのでしょうか?
コンパクトカメラのレンズも、ライカのエルマーもこのテッサータイプだと思います。
トリプレットの最後のレンズを色消しレンズにしたような感じもします。

基本の知識がないので、これくらいのことしか判りません。

で、
簡単そうなものから自作してみることにします。
まず単玉系

20201028001.jpg

これなんですけどね。
「写るんです」 単玉の非球面レンズ1枚です。
ダブレットではないけど、非球面レンズで球面収差を消しているので、色消しレンズと同じような効果もあるのかもしれません。

早速、ばらします。

20201028002.jpg

爪を外しながら引っ張るとこんな感じで分解できました。
どうせ、壊すので多少強引にしてもよいと思います。

20201028003.jpg

レンズが外れましたが、これでは使いにくいので台座のほうも取り出します。
台座は本体と一体なのでニッパーで割りながら取り出しました。

20201028003 (2)

台座ごと取り外したのが、右側のパーツなんですが・・・写真の真ん中はフィルムが走るところです。
よく見ると、アールがついています。こういう工夫をして写りを調整していたのでしょう。凄いぞフジフィルム。

レンズが取り出せたので、あとはマウントを取り付けるだけです。

20201028004.jpg

完成イメージがこちら。

取り出したレンズを厚紙につけてカメラの前で前後させましたが、フランジバックはライカとほぼ同じ感じです。
おそらく、ライカのボディキャップに穴を空けて、取り付けたらほぼパンフォーカスでいけると思います。

ライカMマウント カメラ・アダプター用 ボディキャップ

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これね。

さて、どうなるのでしょうか?


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