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NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8  を分解清掃(その2)

さて、オートニッコール135mmの分解清掃の続きです。

まぁ、大体1日に30分ですね。息子たちもリビングのテーブルで勉強するのでそれほど自由になる時間はありません。
時間がないなりに、出来るだけきりの良いところまでで作業を終えるようにしています。

デジカメで写真を撮ったりメモしたりしているのですが、日が変わると忘れがちなので、時間がなくなったら「無駄かな」と思いながら元に戻したりしています。

20210415001.jpg

まずはここから分解します。
ここにあるネジをはずして、フィルターリングとフードが一体になった部分を外します。
ロック付きの一体フードはまことに贅沢なつくりだと思います。

20210415002.jpg

次は、ここです。
最短撮影距離にすると現れる小さなネジを外すと、レンズ押さえがとれます。

20210415003.jpg

すると、レンズユニットがはずれます。

レンズユニットには手を付けずにメカ部分の分解を進めます。
ピントリングと、シルバーのリングを外すと・・・

20210415004.jpg

直進キーが見えました。

マウントと、絞りリングも外します。
このあたりは、見たら判るので解説は不要でしょう。

20210415005.jpg

直進キーを外す前に、ヘリコイドの長さをメモしておきます。
大丈夫だと思うけど、何度も組みなおすのは嫌なので・・・

20210415006.jpg

大体、バラバラになりました。
上から、フィルターリング、絞りリング、マウント、レンズ押さえ、レンズユニット
シルバーのリング、ピントリング、絞りユニット、中ヘリコイドと内ヘリコイドです
ヘリコイドはもちろん分解の時にマーキングします。

20210415007.jpg

内ヘリコイドを外すにはこのストッパーが邪魔になるので外して

20210415008.jpg

内ヘリコイドを外します。マーキングは忘れずに・・・
ヘリコイドのグリスが汚いですね。分解された形跡はないので50年物のグリスなのでしょうか?

20210415009.jpg

古ハブラシやIPAで綺麗にします。
この状態で少し組んでみてスムーズであることを確認します。

グリスは、ヘリコイド用の薄黄色のものを使います。
ヘリコイド用として売っている大手メーカーの白いグリスも使ったのですが、あまり好みではありませんでした。極上のスムーズさは得られません。

後は、元通り組み上げて完成。
絞りの不良は、自動絞りのアームの変形が原因でしたので、微調整して完了です。

外観はピカピカに、ヘリコイドはヌルヌルになりました。
後は、光学系だな・・・


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