50mmレンズの比較
よく使う50mmレンズの比較をしてみました。

上から、キャノンFD50mmF1.4SSC、ニッコールHオート50mmF2
ライカズマール5cm、ズミクロン50mm、ソニーSEL1855
です。
ソニーの1855はしょっちゅう使うわけではないのですが、比較のために使いました。
レンズの評価も難しいもので、好みもありますし、写したい写真によっても評価は極端に変わると思います。
といっても、物理的評価と好みの部分は切り分けて考える必要があると思います。
物理的評価というのは、重さに始まり、明るさ、最短撮影距離、MTF曲線等の解像度などでしょうか。
極端に言えば誰が測っても答えは同じになると思います。同じ答えにならないとしたら実験が下手なだけです。
好みの部分も物理現象によって説明できる部分もあるのですが、それをどう評価するかは別問題です。
今回は単純に、どれくらい解像度やコントラストに違いがあるかについて実験してみました。
ソニーの1855以外は、どのレンズもF2でISO1600で撮影しています。1855はF5.6です。
こんな景色の

カレンダーの9月12日前後を等倍で拡大しています。
ちなみに、カレンダーを2か月分つるすのは佐藤ママのノウハウですが、なかなか便利でいい感じです。
まず、ソニー

ズマール

ズミクロン

ニコン

キャノン

解像度とコントラストは写真のとおりです。
使用した感じだと、ソニーは現代的な描写で、キャノンはオールドレンズらしさを残しながらピント面のキレ味が凄く主題を浮き上がらせる効果があるように思いました。この実験結果もそれを裏付けるものです。
ニコンの50mmはニコンにしてはコントラスト重視すぎることなく、使いやすいなぁと思ってました。なるほど、ズミクロンよりコントラストが若干低く柔らかい描写に思います。それでいて、解像度はそこそこで線の細い描写を見せています。
ズマールは、こうやって比べるとさすがに解像度は劣ります。
ズマールの面白いのは、ピント面でも中心と周辺で解像度がかなり変わります。APS-Cでこれなので、フルサイズだともっと強調されると思います。
よく、「周辺部まで端正な描写」などと言いますが、作画意図によっては、周辺減光や周辺部の解像度の低下なども魅力の一つになると思われます。
俺はよくズマールの事を「夢の中のような景色」と表現するのですが、周辺部のディテールが崩れている感じが、俺の夢の感じとよく似ているのかもしれません。
今回、実験したレンズはどれもかなりのお気に入りで、描写こそ違いますが撮影していて楽しいものばかりです。
オールドレンズ遊びもいつかは飽きるのかもしれませんが、今は存分に楽しみたいと思います。

デジタル一眼ランキング

上から、キャノンFD50mmF1.4SSC、ニッコールHオート50mmF2
ライカズマール5cm、ズミクロン50mm、ソニーSEL1855
です。
ソニーの1855はしょっちゅう使うわけではないのですが、比較のために使いました。
レンズの評価も難しいもので、好みもありますし、写したい写真によっても評価は極端に変わると思います。
といっても、物理的評価と好みの部分は切り分けて考える必要があると思います。
物理的評価というのは、重さに始まり、明るさ、最短撮影距離、MTF曲線等の解像度などでしょうか。
極端に言えば誰が測っても答えは同じになると思います。同じ答えにならないとしたら実験が下手なだけです。
好みの部分も物理現象によって説明できる部分もあるのですが、それをどう評価するかは別問題です。
今回は単純に、どれくらい解像度やコントラストに違いがあるかについて実験してみました。
ソニーの1855以外は、どのレンズもF2でISO1600で撮影しています。1855はF5.6です。
こんな景色の

カレンダーの9月12日前後を等倍で拡大しています。
ちなみに、カレンダーを2か月分つるすのは佐藤ママのノウハウですが、なかなか便利でいい感じです。
まず、ソニー

ズマール

ズミクロン

ニコン

キャノン

解像度とコントラストは写真のとおりです。
使用した感じだと、ソニーは現代的な描写で、キャノンはオールドレンズらしさを残しながらピント面のキレ味が凄く主題を浮き上がらせる効果があるように思いました。この実験結果もそれを裏付けるものです。
ニコンの50mmはニコンにしてはコントラスト重視すぎることなく、使いやすいなぁと思ってました。なるほど、ズミクロンよりコントラストが若干低く柔らかい描写に思います。それでいて、解像度はそこそこで線の細い描写を見せています。
ズマールは、こうやって比べるとさすがに解像度は劣ります。
ズマールの面白いのは、ピント面でも中心と周辺で解像度がかなり変わります。APS-Cでこれなので、フルサイズだともっと強調されると思います。
よく、「周辺部まで端正な描写」などと言いますが、作画意図によっては、周辺減光や周辺部の解像度の低下なども魅力の一つになると思われます。
俺はよくズマールの事を「夢の中のような景色」と表現するのですが、周辺部のディテールが崩れている感じが、俺の夢の感じとよく似ているのかもしれません。
今回、実験したレンズはどれもかなりのお気に入りで、描写こそ違いますが撮影していて楽しいものばかりです。
オールドレンズ遊びもいつかは飽きるのかもしれませんが、今は存分に楽しみたいと思います。

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