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35mmレンズの比較

前回の50mmレンズの比較が意外に評判が良かったので、35mmレンズの比較もしてみることにしてみました。

俺は35mmが好きです。
パースもそれほどつかない自然な画角だし、見た感じに近いと思うのです。
街歩きでは少し狭いなと思うこともあるのですが、オールマイティだし、レンズの設計に無理のない焦点距離の所為か、最短撮影距離も短いものが多いです。

とはいっても、APS-Cで使うと50mmちょっとになってしまいます。それはそれで使いやすいのですが、中古価格がこなれていて明るい50mmのほうをつい買ってしまうのでそれほど手持ちはありません。

今、使っているのはこんなの

20211007001.jpg

上から、AIニッコール35mmF2.8、オートニッコール35mmF2.8
ズマロンF2.8、SMCタクマー35mmF2
です。

例によって、試写します。

リビングの一角

ズマロン28全体

この写真の10月10日付近を等倍で見てみます。
いずれもNEX-6で絞りは2.8、ISO1600で撮っています。

ズマロン

ズマロン28

SMCタクマー

タクマー35

オートニッコール

オート35

Aiニッコール

AI35.jpg

解像度とコントラストは写真のとおりです。
ニッコールの2本はF4くらいまで絞ると出てくる画にあまり差がないのですが、開放で撮るとずいぶん違いますねぇ。
オートが1967年発売で、Aiはニューニッコールと設計が同じらしいので最初の発売は1974年としていいでしょう。

タクマーは発売年は判りませんでした、おそらく1970年前後だと思います。1段絞っているせいかオートニッコールよりシャープですが、アトムレンズの所為で少し黄色く写っています。
そして、愛するズマロン
1958年発売です。オートニッコールより10年前でこの描写です。一番最初の全景写真もズマロンですが、何か空気感が写っているとしか思えません。これで65年前のレンズです。

今までは、ジャンクレンズを修理して「これだけきれいになりました」っていう記事が多かったのですが、こうやってカレンダー相手でも等倍で比べてみると色んな事がわかりますねぇ。

ズマロンは立体感や空気感を写すのが得意だし、タクマーは見たままの感じで写ります。
この表現は俺の受けた印象で絶対的な評価ではないのですが、比べてみるとなぜ自分がそう思ったかの答え合わせが出来たような気がします。

ニコンのAi35mmは繊細で破綻のない表現をします。一時期こればっかり使っていました。オートとこんなに違うのが納得いかなくて何度も撮りなおしてみましたが、結果はほとんど変わりませんでした。
でもね。逆光で上品なフレアが出るのはオートだったりするのです。

20211007002.jpg

ズマロン
フードは中国製の安いものです。

20211007003.jpg

ストッパーなどのビルドクオリティは本当に素晴らしいです。

しかし、カレンダーでなくて、もっと良いものを撮りにいかなくては・・・


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